山道最速王決定戦レースレポート(備忘録)

山道最速王決定戦に出場してきた。
距離13.6kmで981mの高低差がある山登りレースだ。

ルートラボの高低差図によると、
ほぼ均一の勾配で10kmまで登り続け、
最後の3.6kmはほぼ平坦となっていたので、
とりあえず10kmの登りとだけ考え、
残り3.6kmは惰性でいくプランを立てる。

実際に会場について坂を観る感じ、
想像していた勾配よりはキツくなさそうで、
これなら良いペースで登れるかな?と。
遠い記憶にある富士登山競争の方が勾配は厳しかったような。
…20年ほど前の記憶なので定かではないけど。

スタート前のゲストランナーのトークショーで、
トレイルランナーの鏑木選手のアドバイスとして、
登りのコースは前半押さえていくようにと念を押される。

事前の調子がかなり良かったので、
思い切って突っ込む選択肢もあったけど、
プロの意見には素直に従うことにしてスタート。

■スタート~1km

勾配はそれほどでもないな、と思うも、
400mほど行ったところで平坦とは違う大腿四頭筋の重さを感じる。
前半落ち着いて入れという鏑木選手のアドバイスに従ったのは正解のようだ。
ペースを上げると最後まで持たないな、と思い、
まずは淡々と登り始める。

■~3km

1kmの通過タイムは6分43秒。
7分切ってるとは思わず、かなり良いペースに驚く。

1kmを過ぎたところで最後尾からスタートしたゲストランナーの、
山の神、神野君に抜かれる、あれはモノが違うわ。
登り坂をあんなに軽やかに走る人は初めてみたよ。すごいわ。

3km地点までは2度ほど平坦があったと記憶している。
平坦では少し休めるのが助かる。
登りということでペースに比べ心拍数が上がっているのがわかるが、
これで三分の一と思うと、いいペース配分と感じている。

2kmのラップは6分27秒。
3kmのラップは6分19秒。

■~4.3km

4kmのラップは6分14秒と、リズムに乗ってきた感じ。
登りと考えると素晴らしいペースだ。

4.3km地点、ミニ駅伝の中継地点が最初の給水所。
ここまでは最初の3km同様淡々と走る。

登りなので大きな差はつかないせいか、
大集団の中を少しずつ順位を上げていく
…が前の人の列が途切れない。

それなりに上位で走れるかなと思っていたけど、
前にも大分人数居るなぁとの印象。

疲れては来ているけど、順調な感じだ。

■~6km

給水後、間もなく半分だ、と思うが急にキツくなる。

給水でリズムが変わったかな?と思うも、
大きなヘアピンカーブから勾配がキツくなっているっぽい。
ここから6km地点までは本当にキツかった。

5kmのラップは6分35秒。
6kmのラップは6分40秒。

ラップタイムも遅くなってくる。

この時点で8kmくらいまでしか持つ自信がない。

ここまで良いペースで来ているので、
そろそろ諦めてペースを落とさないとダメかなと考え始める。

数人の速そうな女性を抜いた後、
しばらく女性を見なくなって来たので、
周りに走っている女性は女性の中の上位陣かなと思い始める。

■~8km

6kmを超えたところの橋を渡ると急に楽になる。
そもそも橋ということは、その間は平坦になることに気付く。
その後も勾配が緩い道が続き、7kmのラップは6分13秒。

7kmを過ぎると下りもあり、この辺りでかなり回復できた。

8kmのラップは6分9秒とここまでの最速ラップ。
1時間30分以内のゴールが視野に入ってくる。

この辺りになると大きな集団というわけではなく、
人もまばらになってくる。

■~10km

8kmを超えるとまた勾配のキツイ登りが出るも、
あと2kmで登りが終わると思うと我慢ができる。

9kmのラップは6分36秒。

9km地点の給水を超えると、10%と表示された看板から、
勾配が厳しくなり、最後は直線の長い登り。
この辺りでかなり足に来ていたので、
ペースは落ちつつも必死に登る。
周りの人達も同じようにキツそうだ。

10kmのラップは6分57秒。
全て6分台のラップで登りきれた。

■~ゴール

10kmを過ぎると急な下り。
10km登りきることしか考えていなかったので、
走りの切り替えが効かない。
ここからまた少しずつ順位を落とし始める。

…これだけ下るということは…と嫌な予感が的中。
…まだ登りあるじゃん、と。
どうやら平坦というか、アップダウンの繰り返しになるようだ。

順位を落とし始めているので、ペース良くないかと思ったら、
11kmのラップはなんと5分18秒。
登ってる途中に時計を見て、頭おかしいんじゃないかと思った。

登りでは周りより少しペースは良いものの、
下りでは周りよりペースが悪い感じ。

12kmのラップは5分14秒。

12.5kmからまた下りはじめる。

13kmのラップは5分24秒だ。

ここから600mあるはずなのに、
なぜかフィニッシュゲートが間近に見える。
13km地点は自分の時計と、コース上の距離表示も一致している。

ラストスパートをした方がいいのか?
でも本当はあと400mほどあるはずで、
そこに長い登りがあると足が持たない。

最後にラストスパート中の女性に抜かれ
半信半疑でフィニッシュゲートを超えると、
そこがゴールだった…。距離短いじゃん。
知っていれば最後抜かれなかったよ。

どうも少し前に見えてた女性が6位っぽいので、
女性の7位か8位くらいの人と同タイムっぽい。
正式な結果を待ちたいなぁ。

全体では1500人とか1600人と言われているので、
239位はまずまずじゃないかと。
あと10分くらい早くなれば、違う景色が観れそうだなぁと。

■総評

一番キツかったのは4.3km~6km。
9km~10kmもキツかったけど、ここは最後だと思うと我慢ができる。

上手く走るポイントは少し余裕を持って入って、
4.3km~6kmを我慢して凌き、6km~8kmで上手く回復させることか。

10kmまでで使い切っても、
最後の3.6kmは、下りも多いのでなんとかなる。

あとは、チップの計測なのに、
スタート地点ではチップでの計測してくれないので、
ネットタイムは出なさそう。
冒頭の写真のタイムの違いはスタートまでにかかった時間分。

勾配は富士登山競争よりは楽そう。
制限時間は3時間とかなりゆっくりなので、
気軽に出ても大丈夫なレベルだと思う。

早目に下山したから僕は20分くらいしか待たなかったけど、
各所で言われているように、下山のバス待ちが大変だった。
運営も把握したようなので、次回もあるなら改善されているとは思うけど。

一度走ると武勇伝になる面白いレースだったので、
次回はみんなも一緒に行こうよ。