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山道最速王決定戦レースレポート(備忘録)

山道最速王決定戦に出場してきた。
距離13.6kmで981mの高低差がある山登りレースだ。

ルートラボの高低差図によると、
ほぼ均一の勾配で10kmまで登り続け、
最後の3.6kmはほぼ平坦となっていたので、
とりあえず10kmの登りとだけ考え、
残り3.6kmは惰性でいくプランを立てる。

実際に会場について坂を観る感じ、
想像していた勾配よりはキツくなさそうで、
これなら良いペースで登れるかな?と。
遠い記憶にある富士登山競争の方が勾配は厳しかったような。
…20年ほど前の記憶なので定かではないけど。

スタート前のゲストランナーのトークショーで、
トレイルランナーの鏑木選手のアドバイスとして、
登りのコースは前半押さえていくようにと念を押される。

事前の調子がかなり良かったので、
思い切って突っ込む選択肢もあったけど、
プロの意見には素直に従うことにしてスタート。

■スタート~1km

勾配はそれほどでもないな、と思うも、
400mほど行ったところで平坦とは違う大腿四頭筋の重さを感じる。
前半落ち着いて入れという鏑木選手のアドバイスに従ったのは正解のようだ。
ペースを上げると最後まで持たないな、と思い、
まずは淡々と登り始める。

■~3km

1kmの通過タイムは6分43秒。
7分切ってるとは思わず、かなり良いペースに驚く。

1kmを過ぎたところで最後尾からスタートしたゲストランナーの、
山の神、神野君に抜かれる、あれはモノが違うわ。
登り坂をあんなに軽やかに走る人は初めてみたよ。すごいわ。

3km地点までは2度ほど平坦があったと記憶している。
平坦では少し休めるのが助かる。
登りということでペースに比べ心拍数が上がっているのがわかるが、
これで三分の一と思うと、いいペース配分と感じている。

2kmのラップは6分27秒。
3kmのラップは6分19秒。

■~4.3km

4kmのラップは6分14秒と、リズムに乗ってきた感じ。
登りと考えると素晴らしいペースだ。

4.3km地点、ミニ駅伝の中継地点が最初の給水所。
ここまでは最初の3km同様淡々と走る。

登りなので大きな差はつかないせいか、
大集団の中を少しずつ順位を上げていく
…が前の人の列が途切れない。

それなりに上位で走れるかなと思っていたけど、
前にも大分人数居るなぁとの印象。

疲れては来ているけど、順調な感じだ。

■~6km

給水後、間もなく半分だ、と思うが急にキツくなる。

給水でリズムが変わったかな?と思うも、
大きなヘアピンカーブから勾配がキツくなっているっぽい。
ここから6km地点までは本当にキツかった。

5kmのラップは6分35秒。
6kmのラップは6分40秒。

ラップタイムも遅くなってくる。

この時点で8kmくらいまでしか持つ自信がない。

ここまで良いペースで来ているので、
そろそろ諦めてペースを落とさないとダメかなと考え始める。

数人の速そうな女性を抜いた後、
しばらく女性を見なくなって来たので、
周りに走っている女性は女性の中の上位陣かなと思い始める。

■~8km

6kmを超えたところの橋を渡ると急に楽になる。
そもそも橋ということは、その間は平坦になることに気付く。
その後も勾配が緩い道が続き、7kmのラップは6分13秒。

7kmを過ぎると下りもあり、この辺りでかなり回復できた。

8kmのラップは6分9秒とここまでの最速ラップ。
1時間30分以内のゴールが視野に入ってくる。

この辺りになると大きな集団というわけではなく、
人もまばらになってくる。

■~10km

8kmを超えるとまた勾配のキツイ登りが出るも、
あと2kmで登りが終わると思うと我慢ができる。

9kmのラップは6分36秒。

9km地点の給水を超えると、10%と表示された看板から、
勾配が厳しくなり、最後は直線の長い登り。
この辺りでかなり足に来ていたので、
ペースは落ちつつも必死に登る。
周りの人達も同じようにキツそうだ。

10kmのラップは6分57秒。
全て6分台のラップで登りきれた。

■~ゴール

10kmを過ぎると急な下り。
10km登りきることしか考えていなかったので、
走りの切り替えが効かない。
ここからまた少しずつ順位を落とし始める。

…これだけ下るということは…と嫌な予感が的中。
…まだ登りあるじゃん、と。
どうやら平坦というか、アップダウンの繰り返しになるようだ。

順位を落とし始めているので、ペース良くないかと思ったら、
11kmのラップはなんと5分18秒。
登ってる途中に時計を見て、頭おかしいんじゃないかと思った。

登りでは周りより少しペースは良いものの、
下りでは周りよりペースが悪い感じ。

12kmのラップは5分14秒。

12.5kmからまた下りはじめる。

13kmのラップは5分24秒だ。

ここから600mあるはずなのに、
なぜかフィニッシュゲートが間近に見える。
13km地点は自分の時計と、コース上の距離表示も一致している。

ラストスパートをした方がいいのか?
でも本当はあと400mほどあるはずで、
そこに長い登りがあると足が持たない。

最後にラストスパート中の女性に抜かれ
半信半疑でフィニッシュゲートを超えると、
そこがゴールだった…。距離短いじゃん。
知っていれば最後抜かれなかったよ。

どうも少し前に見えてた女性が6位っぽいので、
女性の7位か8位くらいの人と同タイムっぽい。
正式な結果を待ちたいなぁ。

全体では1500人とか1600人と言われているので、
239位はまずまずじゃないかと。
あと10分くらい早くなれば、違う景色が観れそうだなぁと。

■総評

一番キツかったのは4.3km~6km。
9km~10kmもキツかったけど、ここは最後だと思うと我慢ができる。

上手く走るポイントは少し余裕を持って入って、
4.3km~6kmを我慢して凌き、6km~8kmで上手く回復させることか。

10kmまでで使い切っても、
最後の3.6kmは、下りも多いのでなんとかなる。

あとは、チップの計測なのに、
スタート地点ではチップでの計測してくれないので、
ネットタイムは出なさそう。
冒頭の写真のタイムの違いはスタートまでにかかった時間分。

勾配は富士登山競争よりは楽そう。
制限時間は3時間とかなりゆっくりなので、
気軽に出ても大丈夫なレベルだと思う。

早目に下山したから僕は20分くらいしか待たなかったけど、
各所で言われているように、下山のバス待ちが大変だった。
運営も把握したようなので、次回もあるなら改善されているとは思うけど。

一度走ると武勇伝になる面白いレースだったので、
次回はみんなも一緒に行こうよ。

どーでもいい話

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これ読む人の3%位の人には刺さるかもしれないけど、
97%の人には本当にどーでもいい話。読む価値ないぜ。

…というわけで箱根駅伝の季節でございます。

毎年、箱根駅伝を面白く見る方法を書いていて、
大半の人に「ウザイ」と言われながら、
ごくごく一部の少数の方から大絶賛をいただいております。
詳しくは僕のSlideShare参照

だけど、当日観るだけじゃなくて、区間配置にも絶妙な駆け引きがあって、
12月29日頃に発表される区間エントリーについて、
各大学の監督さん同士の心理戦が繰り広げられています。

ただ走る順番と思いきや、
その並べ順が結果を左右するわけなので、
ここでは各監督がどんなことを考えているのかを解説してみようかと。
ええ、どーでもいい話です。

大きな誤解

よくある勘違いなんですが、絶好調時の力通りの走りをすると思われていますが、
90%くらいの選手はそんなに速く走れません。

自己ベストタイムは「自己ベスト」なわけです。
絶好調の時にはそのタイムで走れたかもしれませんが、
箱根駅伝当日に、年間で一番の調子に合わせられている選手はごく少数です。

「調子が良い」という状態は作れていても、
「絶好調」であるかは走ってみないとわからない。
これがまず大前提としてあります。

追いかける選手の心理と、先頭を走る選手の心理

仮定の話として、追いかける側、逃げる側とも、
ハーフマラソン(21.0975km)の自己ベストが1時間3分18秒の選手が、
7区(21.3km)を走るとしましょう。
絶好調であれば、1kmを3分ペース、
1時間3分54秒の力があるという前提です。
そして、人間とは、自分にとって都合の悪いことよりも、
自分にとって都合の良いことを信じる傾向にあります。

箱根駅伝当日の実際のコンディションは、
1時間4分30秒の状態だったとします。

追いかける側の選手は、自分が絶好調であると過信の仮定をします。

5km 14分50秒
10km 29分45秒
15km 44分45秒
20km 59分55秒
21.3km 1時間3分54秒

くらいのレースプランを描くでしょう。
ですが、当日はそこまで力があるわけではありません。
10kmくらいまではプラン通りに行くのですが、
オーバーペースでその後失速。

5km 14分50秒
10km 29分50秒
15km 45分15秒
20km 1時間0分50秒
21.3km 1時間5分0秒

あたりの結果になってしまします。
冷静に自分の状態を判断できていれば、
1時間4分30秒で走れたものを、30秒のロスをしてしまいます。
これが繰り返されるのが、追う側の大変さです。

では、逃げる選手の心理はどうでしょう?
最悪追いつかれても、先頭で並んで次の区間に渡せればいい、
という、大きな失敗をしないためのレースプランを考えます。
なので、最初から自己ベストより少し遅いレースプランを作るでしょう。

5km 15分5秒
10km 30分10秒
15km 45分15秒
20km 1時間0分25秒
21.3km 1時間4分30秒

そう。このレースプランなら、無理なくこなせます。
同じ力の選手を使っても、30秒の差が出ることになります。

よく「先行した方が有利」といいますが、
これがそのカラクリです。

先頭との差が開けば開く程、
追いかける側の選手は自分の力以上の走りをしようと無理をし、
後半失速。
逃げる側の選手はより安全なレースをしようとコンサバに行き、
ミスの確率がどんどん下がる。

という傾向が顕著になります。
ほんと、どーでもいい話

1区の特殊性

というわけで、先行する、または先頭に近い位置でレースを展開するため、
1区は非常に重要な区間となります。

個人レースなら負けても自分の責任で済むのですが、
駅伝の場合はそうはいきません。
最悪でも先頭からの差を最小限に留める必要があります。

そこで、1区を走る選手に監督から出る指示は、大半の場合、
「順位は関係ない、先頭から○○秒差以内で持って来い」
区間賞を狙えるような選手については、
「1位でなくてもいいから、先頭と並ぶような位置で持って来い」
ということになります。

そこでどういうレース展開になるかというと、
各選手同士が牽制しあって、スローペースで展開しつつ、
六郷橋のアップダウンまで集団で、
先頭から10位くらいまでの差が開きにくいということが多かったのです。

なので、力があるけど、一人で走るのに不安がある1年生や、
チームのエース級より少し力が劣る中堅選手だけれども、
常に安定した成績を残す(陸上用語で「外さない」と言ったりします)
選手を起用することが多かった区間です。

…ですが、ここ20年くらいの中で、
それを逆手に取った戦略が出てきました。

早稲田大学がよく使っていた戦法なのですが、
チームのエースor準エースを1区に投入して、
独走を狙うという思い切った戦略です。

そもそも、早稲田大学はスポーツ推薦で入部する長距離選手は、
年間3名しかいません。
後は一般入試や自己推薦で入ってくる選手、
付属校(付属校にもいい選手がいたりしますが)から上がってくる選手のみで構成されるので、
どうしても他校に比べて選手層は薄くなります。

ですが、「早稲田」というブランド力は強く、
少数ですが、その年のNo.1高校生を獲得できたりします。
その結果、数人のスーパーエースと、
他大学より少し力の劣る選手で10人が構成されることが多いです。
(今年に限って言えば逆で、エースはいないが層が厚い構成です)

普通に勝負をしたら勝つのが難しいので、
1区で独走状態を作って、他大学の焦りを誘うという作戦でした。

2011、12、14年の大迫選手の1区起用で、その傾向がさらに顕著になり、
2014年からは各大学とも対策をとって、
1区に主力選手を起用してくるようになったのが、
最近の区間配置のトレンドになってきています。
ここまでどーでもいい話にお付き合いいただきありがとうございます。

区間配置の戦略

ようやく本題です。
でもここからもどーでもいい話でしかありません。

  • 先行した方が有利(というか出遅れがとても不利)
  • スローペースの1区は差が付きにくい

この2点を覚えていただいて、区間配置の話をしましょう。

あ、もう一点ありました。
12月29日頃に1区~10区の選手と、補欠の6人を発表します。
レース当日に変更できるのは、往路、復路合わせて4人までで、
その場合は、1区~10区にエントリーされている選手と、
補欠を入れ変えることしかできません。
「1区エントリーを3区に変更」のようなことはできないルールです。

この3点を覚えていただいて、区間配置の話をしましょう。

いろいろ考え方はあるかと思いますが、
オーソドックスな考え方としては、
山の特殊区間、5区、6区の2区間と、
エース区間である2区に起用する選手を決めた上で、
他の区間を考えるということかと思います。

1区をスローペースと読むなら、結果が安定している選手。
ハイペースを読むなら主力を投入、ということになります。

そこで、今年の区間配置の心理戦のキーになりそうなのが、
東洋大学の服部弾馬選手と、青山学院大学の久保田選手という有力選手です。
(1月2、3日は正確には来年ですが、便宜上「今年」という表記を使います)

今年は普通にやれば青山学院大学の圧勝と思います。
神野選手が不調で使えなかったしても、優位は変わらないと思います。

こういう圧倒的有利なチームがあると、他大学は後半勝負は仕掛けられません。
そこで、東洋大学が服部弾馬選手を1区に使い、逃げ切りを狙うんじゃないか?
ということが予想されます。

青山学院大学も、去年1区で好走した久保田選手を再び1区で起用する場合、
今年は非常に状態がいいので、1区で逃げ切られるとレースが決まってしまうんじゃないか?
という危機感もあります。

…ですが、蓋を開けてみたところ、東洋大学は服部弾馬選手を他の区間で、
青山学院大学も中堅選手を起用して、先頭と僅差であればOK、という作戦かもしれません。

前述の通り、力が抜き出ている選手が起用されない限り、
差が付きにくい展開となります。
本来、他の区間で使うと1分程のアドバンテージがある選手を起用して、
スローペースの展開で15秒しか差を付けられなかった、
というのも、勿体ない起用となります。

そこで、1区、3区に走る予定のない選手をエントリーしておいて、
他大学の出方を見てから、当日エントリー変更で、1区、3区の選手を決める、
とうことがありそうです。
スローペース予想なら力の劣る方を1区、
ハイペース予想なら力のある方を1区といった感じです。

また、この方法の利点としては、万が一2区の選手にアクシデント
(急な怪我、インフルエンザ、発熱など)
があった場合に、補欠に残しておいた準エース級の選手を、
2区に入れるようなことも可能となります。

このあたり、青山学院大学、東洋大学、駒澤大学の、
手の内の探り合いで、1区、3区に偵察メンバー入れるんだろうなーと、
展開予想をしつつ、自分なりにどうする?と考えてみるのも、
箱根駅伝の一つの愉しみだったりするので、
ここまで読んだ奇特な方は、12月29日あたりに発表される区間エントリーを見つつ、
1月2日の朝を楽しみに、いろいろ考えてみるといいかと思います。

ほんと、どーでもいい話

ドーピングのニュースが話題になっていますが…

陸上競技での大量ドーピング疑惑がニュースになっております。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150803-00000002-mai-spo

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「ドーピング」と聞くと、
ベン・ジョンソンを思い出す人が多いかと思うけど、
今回の件は筋肉増強剤の話ではなさそうな気がしている。

中長距離選手が調査対象になっていることと、
『「ドーピングの疑いが強い、または通常(の値)ではない」』
との記載から、おそらくヘマトクリット値の調査などかなぁと予想。

実は自転車ロードレースや、中長距離選手の選手の方が、
ドーピングでのパフォーマンスの向上は大きかったりする。

ヘマトクリット値が高いと、赤血球が多く、
ヘモグロビンも多いということで、
体内の酸素運搬能力が高くなる。

酸素の摂取量が同じなら、
酸素運搬能力が高い方が、
持久的な運動のパフォーマンスは上がる。

そのため、自転車ロードレースでは、
エリスロポエチンの使用が横行していたわけだ。

ただ、検査の進歩と同時に、
不正の技術も進歩して、検査で見つけるのが困難になる。

そこで、通常の範囲以上のヘマトクリット値が出た場合、
疑わしい、という理由でレースから除外されたりする。
(この辺りの経緯はシークレットレースに詳しく書かれている)

ドーピングが横行した自転車ロードレースでは、
現在はバイオロジカルパスポートと呼ばれる方法を利用し、
定期的に血液検査の結果を提出することで、
ヘマトクリット値の急増、急減があった場合、
それをドーピングとみなすような手法を取っている。

だけども、合法的にヘマトクリット値を増やす方法もある。
それが高地トレーニングや、低酸素室でのトレーニングだ。
酸素濃度の薄い場所にいると、体がそれに順応しようとして、
赤血球を多く作るようになる。

その結果、ヘマトクリット値が上がり、
それが通常の環境に戻っても2~3週間持続するので、
その状態でレースに出る、という手法だ。

元々陸上競技の中距離選手で一流になる選手は、
ヘマトクリット値が高い体質であることが多いだろうし、
そういう選手が高地トレーニングをしていると、
「通常でない値」というのが検知される可能性はあるだろう。

ただ、ランス・アームストロングのスキャンダル以来、
性善説ではダメなんだな、と思っているので、
ドーピングが横行している可能性もあるんだろうなと。

「古巣から出資を受けること」について話題になっているようですが…

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古巣から出資を受けることは、同じサークルの女の子と付き合っちゃうくらい寒いのか?という記事が話題になっているみたいです。

自分も古巣から出資を受けているので見解を。

学生時代非モテだった身としてはですね。
同じサークルの女の子と付き合っちゃうようなことをしてみたいのですよ。

これを読めば箱根駅伝が楽しくなる!

今年も作ったよー。

昨年は「箱根駅伝が10倍楽しくなる方法」という名前だったのだが、
「箱根 10倍」で自分の資料を検索しようとしたら、
それより前から「箱根駅伝を10倍おもしろく見る本」という書籍が
販売されていたので、名前を変えることにした。

去年の資料が好評だったし、
駅伝を観るための基本事項は毎年同じだなぁということで、
前半部分は去年と同じ(微妙に修正)だけどね。

これを読めば箱根駅伝が楽しくなる!」。ぜひご一読ください。

結構作るの大変なので、役に立ったら教えてください。

マー君だけじゃない、あなたもできる代理人交渉

楽天の田中投手。
球団がMLB移籍を容認したようで、来年楽しみだなー。

20億円が上限だと、複数の球団が上限金額で入札するのが予想されている。
というか、入札するなら上限じゃないと無理だろう、という雰囲気。
入札する球団は全部満額と思っていいんじゃないかと。

MLBと交渉する際に取沙汰される代理人交渉。
以前は松井秀喜選手が代理人を通さず自分でやろうと試みて、
契約の大変さに音を上げて、結局代理人を起用したという経緯も…。

スポーツ選手の代理人の報酬は、
勝ち取った年俸の○○%ということが一般的。

年俸を上げたい選手と、報酬を上げたい代理人の利害が一致するので、
交渉はその道のプロである代理人に任せるというわけ。

大物選手になると、年俸も相当な額になるので、
多くの代理人が選手と契約しようと近寄ってくるだろう。

その中で、スポーツ以外の日常のこと、
例えば家族が応援に来るための航空券やホテル、観戦チケットの手配など、
サポートするのも代理人のサービスになっているようだ。
優秀な代理人は選手がスポーツに集中するための環境を整えることもするわけだ。

代理人交渉というと、アスリートの世界だけで、自分に関係ないと思っていないか?
実はみんな身近な所で代理人を利用している。

賃貸、売買とも、不動産取引では、不動産仲介業者という代理人を使っている。
仲介手数料が代理人に支払う報酬と同じことになるわけだ。

…で、多くの人が勘違いしていることがある。

インターネットなどで物件を探して問い合わせをすると、
その物件を掲載している仲介業者と話をすることになる。

でもね。実はその仲介業者を利用する必要はない。

自分の好きな仲介業者に、

「あの物件仲介してください」

と頼んでみると、それを仲介してくれるんだよね。
(稀に物件によっては不可能な場合もある)

実際、僕は賃貸物件を探す時は、
自分の飲み友達の仲介業者にお願いしている。
友達なので自分の味方になってくれるし、相談しやすいしね。

もし物件を購入するなら、その道のプロに依頼する。
だって、同じ仲介手数料を支払うなら、
不動産取引に関する知識が豊富で、
自分のためにきちんと考えてくれる人を選びたいからね。

これからマー君の代理人が誰になるのか話題になるだろうけど、
自分の代理人も、よく考えて選んだ方がいいと思うよ。

努力と才能のお話

為末大さんのtwitterでの一言が波紋を呼んでいる。

為末大が炎上!「努力は報われない」発言でネットで激論

誤解を恐れずに書くと、僕もほぼ同じ意見だったりする。
なかなか伝えるのが難しいのだけど、この投稿が一番分かりやすいかな。

https://twitter.com/daijapan/status/394491510088953857

為末さんと比較すると大変失礼になるが、
一応僕も中学、高校と種目は違えど陸上競技をやっていた。
そこには時計でタイムが計られ、数字で順列がついてしまう、
言い訳がきかない世界がある。

高校生くらいまでは、どんどん記録が伸びてくるのだけど、
ある時ぱたっと記録の伸びが止まってくる。
体の成長も止まって、技術やトレーニングもあるレベルに来ると、
当然そうなってくるわけだ。

球技のように対戦相手やチームメイトがいたりすると、
結果に対して色々なとらえ方ができる、
悪い言い方をすると「逃げ道」みたいなものがあるんだろうけど、
客観的な数字で順位をつけられると全く逃げ道がない。

高校時代の自分を思うと、とにかく愚直に頑張っていたとは思う。
今思うと、血中のヘモグロビン濃度が今より低い(若干貧血気味)とか、
ランニングフォームが完全に洗練されていないとか、
そういう方向の努力が足りないと言われればそうだと思うけど、
当時は一生懸命やっていたわけだよね。

で、そこで勝敗について、勝てないのは根性が足りないとか、
努力が足りないとか言われてしまうわけだ。
頑張っている人に言う「もっと頑張れ」は、実は結構残酷だ。

上手く行かないことをすべて努力の問題にしてしまう、
日本人はそういう傾向があるよねという話なのかなと思う。

で、じゃあ才能で99%が決まるなら、
努力はしても無駄かという議論になっているみたいだけど、
そういう話ではないわけだ。

努力してみてはじめてわかる感覚があるし、
上には上がいるなということを受け入れられるようになるには、
やれるところまで一度やってみた方がいい。
一度そういうのに行きつくと、自分に過信しなくなるし、
人との勝ち負けに執着しなくなって、
周囲の人の成功を喜べるようになるのかなと思う。

まとめると、努力しても無理なことは無理だけど、
だからといってそれを悲観する必要は全くないし、
チャレンジするのは素晴らしいことだということかな。

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少し仕事に関連のある話をすると、
どれだけ長時間働いたかとか、
どれだけ寝ないで頑張ったとか、
そういう話が成功者の美談として語られることがあるし、
それを読んで長時間頑張る人も多いと思う。
そういう風潮があることが、努力至上主義の弊害なのかなと思う。

尊敬するビジネスパーソンから言われたことは、

「手を動かしているとやった気になるから、そうじゃなくて頭を使え」

と。あとは自分で色々試した感じとしても、
自分が一番成果を出しやすいスタイルというのがあって、
それでいいんじゃないかなと思っていたりする。

どちらかというと、追い込まれている時よりも、
余裕のある時の方が、いいもの作れているなぁと。

誰かに見せるためや、誰かに認めてもらうためにやっているのではなく、
自分のためにやっているわけだから、
(もちろん、株主様の為にもやっているわけですが)
自分の好きなやり方でいいんじゃないかなと。

ウェアラブルコンピュータの未来

SmartWatchのニュースを読んで、ふと高校時代のことを思い出した。

当時陸上の長距離選手(といっても大した選手じゃないのだけど)だった僕は、
毎日のように腕時計と睨みっこをしているような日々である。
どれくらいの距離を何分でと。これが結構煩わしいのだ。

距離が決まって分かりやすい所を走る分にはいいけど、
普段使っている練習コースなど、そこの自分の最速タイムとかはあるのだけど、
途中のタイムなどをこと細かに覚えているわけではないので、
今は最速ペースなのかどうか?途中でよくわからなかったりする。

また、駅伝などに出ると、前とのタイム差、後ろとのタイム差などわからない。
途中に小さなレースだと、途中に距離表示などないので、
自分のペースを掴むのにも苦労する。

走りながらスマートフォンを見るのはかなり煩わしいので、
この手の機能はSmartWatchに持たせるといい。

過去の自分の走った履歴をGPSデータで取っておくと、
それと比べて早いか遅いかなどの情報がわかりやすく出たり、
駅伝での前後とのタイム差、途中経過の区間順位とかがわかると、
かなり便利なんじゃないかなーと思う。

軽量のスポーツタイプのサングラスにGoogle Glassのような機能がついたら、
そちらだと尚のこと良い。こういうの便利だよね。

まぁ、ちょっとこういうので事業化できないかなーと試算してみたところ、
なんかイマイチだったので、自分でやらずにここに書いているのだけど…。

最近は小中学生からプログラミングを教えたら良いという論調があって、
それはそれで面白いと思うのだけど、個人的にはあまり賛成はしないかな。
何かスポーツとか、趣味とか、そういうの突き詰めた方が、
面白いもの作れるようになるんじゃないかなーと思う。
プログラミングも時間かければ上手くなるような類のものでもないしね。

いや、実は個人的にすごく欲しかった機能があってね。
5着+3名が決勝に残る1500mのレースの予選を走っている時に、
ラスト100mで5着争いをしている時に、

「これなら6着でもプラスで通過できるぞ!」

と教えてくれるものが欲しかったんだよ。
時計のアラーム音でも、サングラスに表示される何かであっても。

3時間後に決勝があるので余力残したい中、
必死に頑張って5着に入ったら、自分の組から2名プラスで拾われた時の虚しさ。
…こんなこと書いても誰もわからないだろうなぁ…。